放課後等デイサービス ぐりおくらぶ
子ども達が今まで難しくて苦労していた事を、日々の積み重ねで少しずつできるようになっていき、「できた」という実感を持てて嬉しそうにしている姿を見るとやりがいを感じます。
こちらが伝わるだろうと思った示し方が必ずしも皆に当てはまるわけではありません。一人一人の特性をよく理解し、その子に合った示し方を毎日試行錯誤しながら見つけていきます。毎回合った事ができているわけではないので、気持ちに寄り添いながら一緒に向き合うという姿勢が大切だと思います。そこから、信頼関係も築けていくと思います。
集合の時等にわざとふざけて違うところにいてニヤニヤしていたり、帰る用意をわざと自分でしなかったりする子がいました。他の子にも不快と思われるかかわり方をたくさんしたりもしていました。しかし、いつも表情は寂しそうでした。その子とよく話をしてみると、「やり方が分からない」という事が大きく、「他の子ともかかわりを持ちたい」という意思が見られました。
そのため、どんな反応でも関わってくれていると思ってしまい、悪い方向にエスカレートしてしまう傾向がありました。気持ちを受け止め、具体的にどのように関わればみんなが楽しくなれるという方法を一緒に取り組む事で、少しずつ自信を取り戻し、今では適切なかかわり方で楽しめるようになってきたという事がありました。
理事長がいつも言っている言葉の一つに「謙虚」という言葉があります。働き続けると自分の考えが全て正しいと思ってしまう事があります。しかしそうなると、他の職員と協調する事が難しくなったり、自分の成長を止めてしまったりと、いい事が見られない様になります。
そうならないために、一度立ち止まり視野を広げて物事を見る事で、他の職員が言っている事を意見として受け入れる事ができ、それを自分のプラスに変換する事ができるようになりました。そして、それを子ども達に活かせるようにもなりました。
自分は、「謙虚」という姿勢を常に意識して、子ども達が少しでも楽しいと思えるような事が増えるように、子ども達と一緒に向き合っています。そのおかげで、少なからず自分も成長できたのではないかと思います。自分も一緒に成長できるという事は、やりがいを感じる一つだと思います。ぜひ、子ども達と一緒にやりがいを見つけてください。